フリーランスが仕事探しをするときに、エージェントを上手に活用することは重要なことです。しかしエージェントの中にはフリーランスが手を出すべきではない業者も存在しています。そこで、フリーランスの初心者に注意してほしい、エージェントの選び方のコツについてまとめてみました。
フリーランスがエージェントと契約を結ぶ前に、まず確認してほしいのが、あなたに仕事を与えるクライアントとエージェントの契約内容がオープンにされているかということです。これが公開されない場合は、もしかするとあなたにとって不利な条件となっているかもしれません。というのも、エージェントがクライアントとあなたをつなげるために、どれだけの手数料をとっているかということを確認することができないからです。
フリーランスの最も大きなメリットといえば、その人の評価があがれば報酬があがるということです。しかしこの手数料がわからない場合、本来はあなたへの評価が高まりクライアントが報酬を上げていたとしても、そのアップした報酬がすべてエージェントの取り分となっていることすらあるのです。平均的なエージェントの手数料は10%程度と言われていますので、これを覚えておいて損はないでしょう。さらにエージェントとクライアントの間に中間業者が入っている場合も、さらに手数料を引かれてしまいますので、こちらもきちんと確認しておきましょう。
クライアントが大手の企業の場合、取引相手には様々な制約がつけられる場合があります。一定規模の業者でなければ相手にならないということもあるのです。そのような場合に、クライアントとエージェントの間に中間業者が入ることになります。フリーランスでは受けることができないような大手企業の案件を、エージェントを通すことで受けられるという意味で、中間業者の存在は必要なものだともいえます。
しかしエージェントの中には、複数の中間業者を介して仕事を請け負っている場合もあります。契約単価は一時請負の業者が決定します。そのため、一時請負、二次請負とそれぞれの業者で一定の契約単価から次々と手数料を引かれることになり、結果的にフリーランスのもとに残る報酬はわずかなものとなってしまうこともあるのです。
中間業者が入っているエージェントがすべて悪いところだとは言えません。中間業者が入ることで、スムーズに業務が進行するという場合もあります。しかし、大手企業との間に1つの中間業者が入るという程度ならば仕方のないことですが、複数の中間業者を介して仕事をとっているようなエージェントは避けるべきだと言えるでしょう。
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